ギリシャのワイン、アシルティコ種
HATZIDAKIS Santorini - Assyrtiko de Pyrgos 2010
ドメーヌ・ハツィダキス アシルティコ・ド・ピルゴス(サントリーニ島)
アシルティコ種という耳慣れない品種は、ギリシャのワイン。
このブドウ品種が気になりだしたきっかけの一つに、
南アフリカワイン新時代の象徴的存在の
スワートランドのワイナリー「ザ・サディ・ファミリー・ワインズ」の
醸造家イーベン・サディ氏が注目している品種の一つであるということ。
ちょっと気になっていたところでもありました。
そこへもってきて、日本人初のマスターオブワイン大橋氏もギリシャ・サントリーニ島訪問(BS日テレ放映の番組)でおっしゃっていたし、
そのサントリーニ島の葡萄の仕立て方が、
葡萄樹の仕立て方に似ていて、益々興味津々で、
これは売り切れる前に~、と思って急いで購入!
南アフリカワインの新世代生産者の間では、
スペインやポルトガルの品種に加え、
豊富な酸がある地中海品種にも注目がいきつつあるらしく。。。
そこで、イーベンが挙げたうちの未体験の品種を知りたく、
今回トライしてみました。
グラスの形状によって香りや味わい(酸や甘味のたちかた)が
他のワインよりも顕著に印象変わり、とても興味深かったです!
ということは、生産者や、醸造の仕方、ヴィンテージ、畑違いなどでも
かなり幅のあるワインができるのかしら~?
今回だけでは決めつけてはいけないと思った次第。
小さめのボルドー型のワイングラスでは、
風味豊かで、フレッシュな酸、凝縮した果実味、
例えばリンゴの蜜のような甘味の凝縮感と豊かな酸。
ブルゴーニュ型のワイングラスでは、
ややおとなしめの香りのたち方、少し酸化熟成的な香り、
黄色いドライフルーツのような香り、甘味はそんなに感じず、
乾物が合いそうな印象。
カラスミとか、いいかも~。
ちょっと形が変わるだけで、こんなにワインの印象が違うなんて!
今までで一番感じました。
さて、お料理は白身の肉のが合いそう、ということで
ポーク薄切り入りの野菜のサラダ。
ヴィネガーのドレッシングの野菜も合いそうって思ったので。
良かったですよ!
そして、カレー風味のスパゲティで。
ブルゴーニュグラスの方のワインでは、カレーのスパイスがなかなかよかったです。
それとまた料理の印象が違って感じたのが、
ボルドー型のグラスのワインだと、
リンゴと蜂蜜とろ~りとろける ●●●□ー□□□カレーだよ♪♬
と、唄いたくなるような~♪
そうなの、はちみつとりんごを加えたカレーのよう!
同じワインなのに、こんなにも料理の味わいまで変えるような、
表情を変えるアシアルティコ種。
偉大なる品種なのかも~!!
いろいろ飲んでみないことにはわかりませんので、
初アシアルティコの印象メモまで。