ギリシャの赤ワイン、アギオルギティコ種の初体験メモ
Domaine Parparoussis, Néméa Réserve 2005
ドメーヌ・パルパルシスの『ネメア・レゼルヴ 2005』
産地: PELOPONNISSON ペロポネソス半島
品種: Agiorgitico アギオルギィティコ種
この品種がどういう個性なのか、とりあえず飲んでみないことには。
興味を持った理由は前回飲んだ白品種同様、
南ア・スワートランドのイーベン・セイディ氏が
注目している品種の一つに挙げていて、
その中でも特に豊かな酸があるアギオルギティコ種には注目している、
という記事を読んだからでした。
実は今、地中海の品種やスペイン・ポルトガルなどの固有品種が
グローバルで注目されているそうです。
それにしても、地中海の太陽キラキラのイメージのギリシャ、
そこで酸が豊かな黒ブドウ?! これは体験してみたい!
できれば若いヴィンテージでブドウ本来の個性を知りたかったけれど、
2005年しか探せなかったので、ひとまず飲んでみることに。
グラスは小ぶりなボルドー型より、大振りのブルゴーニュ型のグラスの方が断然このワインの美味しさがあらわれる。
小さいと少し渋みというか、重めで、それでいて香りがあまり立ち上がらないので、私には飲みづらい。やや酸化的なニュアンスが感じられた。
それよりは、ふっくらした形の底が広く丸いブルゴーニュ型ならば、
赤い果実味の香りがふわっと立ち上がり、まろやかな口当たりに酸が若く感じられた。
約10年経ってるとは思えない優しい果実味。
今回、洋食屋さんに持ち込ませてもらったので、
またこのワインに合せてイメージして、、、
「ポークチャップ」
トマトケチャップ味で白身のお肉が合いそう!
そしてまたヴィネガーきいたドレッシングがかかった野菜を添えてもらう。
大正解!
ヴィネガーがからんだフレッシュな野菜と美味しく頂けたし、
トマトケチャップの酸味ととろみのポークとも美味しく頂けました。
小さなグラスで飲めば、家庭の食卓にも合いそう。
和食、醤油味とも合いそうだったので。
家庭の洋食系料理だったら少し大きめのグラスにして、
今回のポークしかり、ハンバーグやミートボールなど、
いろいろ考えたら合うものがいっぱいありそうですね!
また今度は若いヴィンテージで経験して、いろいろ探求してみます。