プリオラートのチャレッロ種(カルトゥシャ)、抜栓後2か月半までの経過メモ
【カルトゥシャ 2014】 -テロワール・アル・リミット
CARTOIXÀ -TERROIR AL LÍMIT
D.O.Q.PRIORAT
プリオラートの北西部、トロジャ村とエスカラデイ村の間の畑で
粘板質、粘土質の土壌の
チャレロ(チャレッロ)というブドウ品種から造られる白ワイン。
2014年ヴィンテージは冷涼さのある良質なブドウだったそうです。
プリオラートの地域では、Xarel-lo チャレッロのことを
「Cartoixà カルトゥシャ」と呼ばれていたそうです。
まだまだ寝かせて美味しいだろうけれど、
瓶詰め1年も経たない、若い状態を試飲してみることに。
抜栓直後は、まだ眠気眼のおとなしい印象だったので、
ボトルに半分残して、抜栓後の時間経過をみることにしました。
その経過レポートを以下に。
▶抜栓後 約1カ月弱:
やや麹みたいな、、香り。旨みを感じさせるような、、
▶抜栓後 約36日目:
和食の乾物が似合う印象。
かといって、醤油まではいかない、たくあん的な、、、でもなく、
もっと酸がキレイで美味しい。
▶抜栓後 約53日目:
1か月半以上経っているというのに、飲める~♪
思わず「乾物合うんだろうなあ~」と、カラスミが頭に浮かびました。
という印象。
かといって酸化してるほどではない。
桜えび!ああ、桜海老の乾物が合いそう!あの香りと
旨みの凝縮感!
▶抜栓後 約75日目(約2か月半後):
色調も、オレンジまでいかないけれど、
少し濁った、、そう、よくあるナチュラルワインの色。
香りと味は、キレイなまま。
少し酸化的ニュアンスはあるけれど、決して腐敗ではない印象。
和食に合うだろうと想像させられる。
アフターにこみ上げる香りが、桜えび、からすみなどの乾物良さそう~♪
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と、ここまで抜栓後の経過を楽しみました。
まだまだいけそうなナチュラルな力強さを感じるワインでした。
時間経って、カラスミとか乾燥桜海老などの海産物の乾物と美味しそう、
という印象が何度もあり、
ぜひ今度試してみたいと思います。
とはいってもこのワイン、日本には少量しかなく、
1本購入できたものの、もうないみたい。。。
恐らく、、、この造り手によりチャレッロ(カルトーシャ)の畑、
醸造面での生産者の力量が、そうさせてるのかな、、、。
他の生産者のチャレッロ種でもこうなるのだろうか?
そんなイメージないんですが、、、
そういう意味でもチャレッロ種の
テイスティング探求をしてみたいものです。
ちなみに、1年数か月前に前ヴィンテージ2013年を飲んだ時、
たまたまアテに「からすみ」が出てきたのですが、
けっこうイケてました。
ドンピシャではないけれど、(ドンピシャは日本酒だった)
なかなか良い相性だったので、意外性に驚いて、印象的だったのでした。
あくまでも私の感想です。
とはいっても、食べ物の好みや相性は、人それぞれ感じ方も違うので、
決めつけないで楽しみましょう~